石綿関連死、交通事故死上回る! : アスベストラボ
石綿関連死、交通事故死上回る!
アスベスト(石綿)関連で亡くなる人がどれくらいいるのかご存知だろうか。
アスベストは中皮腫や肺がんを代表とし、様々な病気を引き起こす物質であることがわかっている。
厚生労働省の人口動態統計によると、2017年の中皮腫による死者は1555人、肺がんの死者は少なくとも年間約3000人と推定されている。
つまり、合計約4500人もの人がアスベスト関連で命を落としている計算となる。
2018年の交通事故の死者数は3532人。
この数字を見ると、どれほどアスベスト被害が深刻であるかがわかるだろう。
これほどまでに被害が拡大したのは、国のアスベスト規制の遅れが原因であると、最高裁が国の責任を認めている。
アスベストは粒子となって飛散することにより気づかぬうちに吸い込んでしまう可能性が高い。
自信が被害者かどうかもあやふやなのは、一般市民の不安を募るだろう。
アスベストの危険性の周知、患者の治療、建物の取り壊しなど、課題は山積みだ。
そのためには、アスベストの有無を正確に分析する必要がある。
念には念を入れ分析結果を担保できるISO分析しているのか、国に頼るのではなく建物オーナー自らが確認する時代ではないだろうか。