アスベスト調査士の課題 : アスベストラボ
アスベスト調査士の課題
建築物に関するアスベストの有無の調査は、専門的に調査し報告することが必要である。
しかし、調査会社(コンサルタント)はほとんどの場合、施工会社に所属している。
そこで、自社内でのアスベスト調査の知見を有する人材を養成する必要がある。
調査を行うには、石綿含入建材調査者講習を受ける必要があり、講習を修了すると「建築物石綿含有建材調査者」の資格が付与される。
これによって、アスベストが使われている建材に関する知識を有し、建材の採取方法や分析技術、分析結果の解析力があり、アスベスト含有建材の管理方法に関する知識を持っていると認定される。
ただ、講習の費用が高額のため、比較的に規模の大きい企業の社員が資格の取得をしている状況だ。
独立したアスベスト調査士が望ましいが、現状では建設会社、解体業者、除去業者に所属している場合が多い。
少なくとも分析会社と兼任している場合は避けなければならないという「利益相反」の課題も絡んでくるのである。
日本でも、独立したアスベスト調査士(コンサルタント)が早く、活躍できる状況になり、近隣住民や労働者に石綿に関する被害者を出さないような社会づくりが必要である。
株式会社トライフォースコーポレーション
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