アスベストの一種「トレモライト」の発見:アスベストラボ
アスベストの一種「トレモライト」の発見
2007年の話ですが、当社は日本に輸入されていないとされていたアスベストの一種である「トレモライト」を発見した企業です。
この「トレモライト」の発見により平成20年2年月にJIS法が改正され、それまでのクリソタイル、クロシドライト、アモサイトの3種から、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライトを加えたアスベスト6種を分析するようになりました。
発見の理由は難しいことではありません。それまで日本ではトレモライト他は輸入されてないとして主要3種しか調べなかったからです。米国ではその当時すでにアスベスト6種の分析をしていましたので、当然の結果です。
実は当時から分析法は日本で一般に行われている位相差顕微鏡分析に対して、国際的に認められているISO方式の偏向顕微鏡分析を国内で認める、認めないとの議論がありました。それが今やISO方式が「JIS A 1491-1」なっています。
しかし、現在に至っても、分析法は、日本方式とISO方式の分析結果が一致しないダブルスタンダードで続いており、まだまだ混沌としています。
健康や環境に関することですので、早く国際基準に統一されればと期待しております。