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コロナで救済が遅れるアスベスト被害者の声 : アスベストラボ

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コロナで救済が遅れるアスベスト被害者の声

コロナで救済が遅れるアスベスト被害者の声

 

ある80代の男性が中皮腫で余命宣告を受けた。

「信じられなかった。アスベストの問題は知っていたが、ひとごとのように感じていた。」と語る男性は、以前アスベストで問題となった兵庫県尼崎市クボタ旧神崎工場から約1kmの場所で働いていた。

 

6月中旬にクボタに救済金を請求したが、前段となる国の患者認定作業が新型コロナウイルスの影響で遅れたという。

「私には時間がない。何とか早く救済を受け、工場を娘に継がせたい。その思いだけで一日一日踏ん張って生きている。」と語る。

 

アスベストは、吸い込むと数十年の潜伏期間を経て中皮腫や肺がんなどを引き起こすため、「静かな時限爆弾」と呼ばれる。

男性に降りかかった被害。次はあなたの番かもしれない。アスベスト被害は決してひとごとではないのだから。

 

新型コロナウイルスが猛威を振るっている現状は緊急事態である。

誰も責めることはできないが、アスベストという時限爆弾は待ってはくれない。

アスベストのニュースは過去のものではない。

アスベストに対する正しい知識と正しい対処が「今」必要なのである。

 

 

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